shibugami(渋紙) - 自然の持つ力



強靭な植物、楮(こうぞ)をもとに作った和紙
和紙の上に柿渋を塗り重ね燻煙する事により耐久性を持ち
洗える和紙として奈良時代から染色用型紙として実用性をもたらしてきました。

シルクスクリーンの普及で渋紙を使った染色は、今主流ではなくなりましたが、用途は変わっても様々なモノの素材として現代生活の中で溶け込むものだと思っています。

彫りの柄を楽しむだけでなく、透け、陰影、光によってつくり出される表情を日常生活の中で感じ、思索空間へと変えてくれる一助になればと考えています。